2013年7月13日土曜日

工面算段(クラフターアビリティ紹介②)

1 はじめに
クラフターのアビリティを紹介していきたいと思います。
今回ご紹介させていただくのは、「工面算段」になります。
現在は、新生FF14βテストフェーズ3時点の情報を基に記述しています。

なお、個人的な見解に基づいて記述している点がありますので、
検討不足、誤り等が含まれている可能性がありますが、その点に関しましてはご了承願います。


2 どんなアビリティなのか
「工面算段」は、レシピのレベルを変更することができるアビリティです。
基本的には、自分より高レベルのレシピのレベルを下げることを目的として使用します。
なお、自分より低レベルのレシピに使用すると、レシピのレベルを上げることもできます。

自分のレベルと比較してレシピのレベルが高くなると、工数や品質の上昇に補正がかかります。
そのため、「工面算段」により、レシピレベルを下げることは原則メリットになります。
ただし、「工面算段」の消費CPが大きいことと、効果時間が短い点に問題があります。

消費したCPに見合った効果は発揮できるのか、簡単に考察したいと思います。

・・・すみません。書いていたら、分かりにくい上に長くなってしまいました。
結果を簡単に知りたい人は3と4は飛ばして、「5 まとめ」だけ読んで下さい。


3 品質を上昇するために使用する場合
(1) 上級加工4回と比較
「工面算段」「上級加工」「上級加工」「上級加工」を行った場合と、
「上級加工」「上級加工」「上級加工」「上級加工」を行った場合を比較します。

状況はレベル50でレシピレベル55の製作を行った状況です。
比較しやすいように、状態は常に通常で、上級加工は全て成功したものと仮定します。
他のアビリティは使用していなければ、加工精度に変化はありません。
そのため、単純に+5の0.75の補正の差だけで比較することができます。

「工面算段」CP-42
「上級加工」CP-94 耐久-10 加工精度に比例した品質の上昇合計150
「上級加工」CP-146 耐久-20 加工精度に比例した品質の上昇合計300
「上級加工」CP-198 耐久-30 加工精度に比例した品質の上昇合計450

「上級加工」CP-52 耐久-10 加工精度に比例した品質の上昇合計112.5
「上級加工」CP-104 耐久-20 加工精度に比例した品質の上昇合計225
「上級加工」CP-156 耐久-30 加工精度に比例した品質の上昇合計337.5
「上級加工」CP-208 耐久-40 加工精度に比例した品質の上昇合計450

(2) 結論
上記の結果から、+5レシピの場合、「工面算段」をして「上級加工」を3回行ったほうが、
「上級加工」を単純に4回実行するよりも、CPと耐久の点でお得なことが分かります。

ただし、高品質時を狙って加工を行うことが品質の上昇には有用ですから、
品質を上げるためだけに「工面算段」を行うのは、あまり得策ではないのかもしれません。
加工を進める目的で「工面算段」使用中に、状態が高品質に変化したら加工を行う、
といった使用方法であれば、有用なアビリティとして使用できるのではないでしょうか。

なお、この計算は50以降も難易度に基づく補正の値が変化しないことを前提としています。


4 工数を進めるために使用する場合
(1) 中級作業4回と比較
「工面算段」「中級作業」「中級作業」「中級作業」を行った場合と、
「中級作業」「中級作業」「中級作業」「中級作業」を行った場合を比較します。

状況はレベル50でレシピレベル55の製作を行った状況です。
比較しやすいように、状態は常に通常で、中級作業は全て成功したものと仮定します。
他のアビリティは使用していなければ、作業精度に変化はありません。
そのため、単純に+5の0.50の補正の差だけで比較することができます。

「工面算段」CP-42
「中級作業」CP-57 耐久-10 作業精度に比例した工数の進展150
「中級作業」CP-72 耐久-20 作業精度に比例した工数の進展300
「中級作業」CP-87 耐久-30 作業精度に比例した工数の進展450

「中級作業」CP-15 耐久-10 作業精度に比例した工数の進展75
「中級作業」CP-30 耐久-20 作業精度に比例した工数の進展150
「中級作業」CP-45 耐久-30 作業精度に比例した工数の進展225
「中級作業」CP-60 耐久-40 作業精度に比例した工数の進展300

(2) 結論
「マスターズメンドⅡ」換算だと、耐久10はCP25とほぼ同等の価値を有しています。
そのため、「工面算段」を使用して工数を進めたほうが、使用しないよりも、
中級作業2回分近く得をしていることがわかります。

品質の場合と異なり、工数は格上のレシピで大きい補正を受けます。
そのため、工数を進める場合には、「工面算段」は使用する価値のあるアビリティでしょう。

なお、この計算は50以降も難易度に基づく補正の値が変化しないことを前提としています。


5 まとめ
「工面算段」は、自分のレベルより5レベル高いレシピの製作を行う場合で、
主に工数を進める目的で「中級作業」を使用する場合であれば、十分活躍できるアビリティです。
この限定された状況であれば、消費CPが高めのことも問題ありません。

逆に、格上レシピでも1,2レベルしかレベルが上ではない場合や、
工数を進める際に「効率」が低いアビリティを使用する場合には、
「工面算段」を使用するメリットは少ないでしょう。


6 次回の予定 
次回は、甲冑師の「ピース・バイ・ピース」について書きたいと思っています。
「ピース・バイ・ピース」は、使い所が分かりやすいアビリティなのが良いですね。


他のアビリティ紹介についても興味を持ってくださった方は、こちらへどうぞ。

※2013/07/27更新
次回のページへのリンクを追加。
※2013/08/03更新
リンクを修正。

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